心理学の創始者と呼ばれるフロイトは、人間の無意識の部分に注目しました。
その考えが今でも応用されていて、たとえばペットボトルが女性の体のかたちをしていると、
男性は無意識のうちにそれを手にとってしまうみたいですね(笑)
実は、身の回りのあらゆるデザインにそういった心理を左右する工夫がなされています。
文化的なデザインがひとの心に及ぼす影響、

また心の状態がデザインに及ぼす影響を研究する臨床心理士さんもいらっしゃいます。
デザインの色や形によって、ひとの心は左右されます。
緑色や茶色は木や土を表しているから落ち着いて見えるだとか。
文化的なものにもそういったものは働きます。
西洋に幾何学模様が多いのは、合理的な考えや秩序のとれたものを
良いものとしていたからでしょうか。
反対に日本では「わびさび」という考え方から、ものさびしげな感じが良いとされていますね。